紙一重の積み重ね

アラフォーのエンジニアがなれる最高の自分を目指して、学んだことをこつこつ情報発信するブログです。

【2021年総括】自分の企画を製品としてリリース、専門職に昇格、社内外で登壇できた1年 #振り返り

はじめに

2021年の最後の1日となりました。2021年を振り返ります。

今年の総括

社内外で自分の影響の輪が広がったと実感できた一年でした。去年に比べると、今年はさらに良い方向に進んでいると実感できた一年でした。

一言で言うと、使える時間が去年よりさらに減っているのに、求められる成果はさらに上がっている感じです。育児も仕事も短時間で成果を出すことが求められています。

まず息子が幼稚園に行き始めたことで、生活が大きく変わりました。朝5時30分に起きて息子のお弁当を作るようになり、朝9時前には息子を幼稚園に送っていくようになりました。これまで以上に息子中心の生活になりました。そして、預かり保育を活用して妻と二人の時間を最近ようやく持てるようになりました。4年ぶりに夫婦二人でデートすることもでき、とても新鮮でした。これからも妻を労わり、感謝と思いやりにあふれる家庭を築いていきたいと思っています。

そして、自分が携わった企画を実際に世の中に出すことができました。総合職から専門職に昇格したことで裁量労働制となりました。自分の裁量で仕事ができるようになったため、育児と仕事を両立しやすくなりました。その一方で、複数のプロダクトチームを率いることになったため、1日8時間の労働時間の中で仕事を完遂させることが非常に難しくなってきました。

裁量労働であるため何時間働いても給料は変わらないのですが、残業を避けるために昼休みに仕事をするようになりました。もはや自分一人が頑張れば終わるというわけではなく、チームで成果を出すことが求められているため、自分一人で出来ることの限界を感じました。

周りに触れる仕事はどんどん任せて、自分は判断や方向づけに集中するべきなのだということを強く学んだ1年でした。来年はもっと周りの人達を頼るようにしたいと思います。

2021年の目標達成状況の振り返り

年始に立てた目標はこちらです。

www.yokoyan.net

昨年に引き続き、 AWS のプロフェッショナルを目指し、基本的なコンピューターサイエンスの学習することを方針としました。「複数のプロダクトリーダーになる。担当するプロダクトのビジネス成功に向けて、技術面もビジネス面もチームをリードできるリーダーになる」というなれる最高の自分を目指して、複数のプロダクトチームを率いてきた1年間でした。

立てた13個目標のうち、達成できたのは8個でした。そのうち2個については全く活動できていなかったため猛省しています。目標を立てた時点で具体的な行動のイメージが立てられないものは達成できないなと痛感しました。

  • 既存プロダクトを12回デプロイする(月に1回以上を想定)
    • 今年の前半は、2週間に一度リリースすると決めて動くことができた
    • なんだかんだで、アプリケーションの機能改善や機能追加のために18回デプロイした
  • 現在開発中の新プロダクトをリリースする
    • サーバレスアーキテクチャの技術を使って、無事にリリースすることができた
  • 事業化候補に上がっている企画を事業化させる
    • 0からチームを立ち上げて、正式にリリースすることができた
  • AWS ソリューションアーキテクトプロフェッショナルの取得
    • SAPだけでなく、DOPも取得することができた
  • アジャイル開発に関する本を5冊読む
    • 今年は以下の3冊を読んで実践した
      • SCRUM BOOT CAMP THE BOOK
      • カイゼンジャーニー
      • いちばんやさしいアジャイル開発の教本
  • 新しい言語を習得する
    • 候補はJavaScript
      • 残念ながら全く活動できなかった・・・
  • コンピュータサイエンスの基礎を身につける
    • なぜシリーズ3冊読む
      • なぜネットワークが繋がるのかのみ読んだ
  • 新しいことを始める
    • Zennを使ってみたい
    • Zennのアカウントを開設して使い始めた
  • 社外イベントで発表する
    • JAWS DAYS 2021など
    • JAWS DAYS 2021で登壇することができた
  • 社内MeetUPイベントを3周年まで続ける
    • 今年もMeetUPイベントを開催したが、開催する頻度が2ヶ月に1回から大きくズレてしまった
    • 残念ながら3周年イベントは開催できなかった
  • OSSコミュニティに貢献する
    • good first issueなどに挑戦してみる
      • 残念ながら全く活動できなかった・・・
  • 新しいコンテンツを開拓する
    • 鬼滅の刃、呪術廻戦、カラオケ行こ!、ルックバックなど、主要な漫画を一通り読めた
    • クラシック音楽などの教養があると人生が豊かになるということに気付かされた
  • 妻の誕生日、クリスマス、ホワイトデーに花と手紙をプレゼントする

2021年の10大ニュース

自分の企画が製品としてリリースできた

昨年参加した社外のインキュベーションプログラムで考えた企画を今年製品としてリリースすることができました。

www.bridgedesigners.com

今年の年始からチーム内で企画のブラッシュアップを行い、経営会議でプレゼンを実施して、春から正式にゴーサインを頂いて0から開発チームを立ち上げました。

それからスクラム開発で2週間単位で動く成果物を作成し続け、夏には社内でプロトタイプの検証を実施し、無事に秋にリリースすることができました。また、社内だけではなく社外の方々にインタビューを実施させていただいたり、このプロダクトについてパートナーシップを締結させていただいたり、このプロダクトの営業やマーケティングを支援したいという申し出を社外の方から頂いたり、とてもありがたいお話をたくさんいただきました。

私一人では何もできないなと実感することが多く、社内だけでなく社外でも、たくさんの人達に助けていただいた一年でした。周りの人達には感謝しかありません。

そして、自分の企画を製品化すると言う約10年越しの目標が達成できました。毎年、社内の新製品企画コンテストに応募して何回か優勝したものの、なかなか実現化に至りませんでした。自分は果たして本当に製品企画をしたいと思っているのだろうか?とモヤモヤしていた時期もあったのですが、やはり製品を自分たちの手で企画して、開発して、成長させていくと言う流れはとても楽しく、やりがいがある仕事だと感じています。

プロダクトは作って終わりではなく、後ろリリースしてからがスタートラインです。ビジネスと技術のどちらもリードできるように、これからもプロダクトマネージャーとしてのキャリアパスを目指して、日々努力を積み重ねていきたいと思います。

サーバレスアーキテクチャを使った新サービスをリリースできた

元々担当していた既存プロダクトにも新しいサービスを追加することができました。AWS Cognito、API Gateway、Lambdaといったサーバレスアーキテクチャに加えて、Document DB である MongoDB を組み合わせて新しいサービスを開発することができました。

インフラ周りについても、初めて Serverless Framework を利用することができ大変勉強になった一年でした。プロジェクトマネジメントとインフラ構築を同時に進めていくのは非常に厳しかったですが、この辺りの実務経験は、後述する JAWS DAYS 2021 で登壇するきっかけになりました。

総合職から専門職に昇格した

有り難いことに、今年の3月に総合職から専門職に昇格しました。昨年辺りから上司に、「君は専門職と管理職どちらの志向なの?」と聞かれることが増えてきました。昔の私であれば管理職志向でしたが、現在は専門職志向です。エンジニアをマネジメントしていくためには、まず自分が技術が分かるようにならないといけないと考えるようになったためです。技術がわからないから管理職志向というのはやめることにしました。

専門職に昇格したことによりフレックスタイム制から裁量労働制に変わりました。どんなに残業しても給料は変わりませんが、逆に早く仕事終わらせても給料は変わりません。在宅勤務と組み合わせて育児と仕事の両立の調整をしやすくなりました。そして、結果で評価されるため、これまで以上に自分の時間の使い方や効率を意識するようになりました。

このあたりは子育てエンジニア ADVENT Calendar にも投稿させていただきました。

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私のチームのメンバーも増え、自分の影響の輪が広がった一年でした。プロジェクトメンバーとの1on1面談も自主的に実施した一年でした。

JAWS Days 2021で登壇した

今年はAWS のコミュニティイベントである JAWS DAYS 2021 で登壇させていただきました。私のセッションの瞬間最大視聴数は 757人で、多くの方にご覧いただくことができました。めちゃめちゃ緊張しましたが、とても良い経験になりました。

私の登壇資料や、なぜ登壇しようと思ったかなどの経緯は以下にまとめました。

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JISTA九州支部勉強会にゲストとして招かれた

昔一緒に働いたことがある方からお招きをいただいて、JISTA九州支部勉強会にて講師として60分オンラインで登壇させていただきました。また、講演料を頂いて大変恐縮でした。お金を払ってでも私の話を聞きたいと言う大変ありがたい経験をさせていただきました。JISTA九州支部の皆様本当にありがとうございました。

社内のプレゼンコンテストで3位に入賞した

毎年一回部門対抗で実施されるプレゼンテーションコンテストで3位に入賞しました。ここ数年毎年出ているのですが、3位以内に入賞するのは初めてです。今年のテーマは、SDGsでした。自分が調べた良い取り組みを社内に紹介するというシチュエーションで全員がプレゼンをすると言う縛りがありました。

私は、自分が経験したことを喋ると決めていたので、SDGsのカードゲーム2030の体験セミナーに参加してきました。また、マイクロソフトエバンジェリストの西脇さんの新エバンジェリスト養成講座にオンラインで参加して、自分なりに発表の準備を例年以上に進めてきました。約7分間のプレゼンに対して、リハーサルを2回実施して個人的な練習は10回以上重ねて本番に挑みました。優勝を狙って準備を進めてきたので、3位という結果は非常に悔しかったです。

ここまでプレゼンテーションに真剣に取り組んだことはなかったので、準備する過程や練習も非常に自分の糧となりました。部内で一番プレゼンテーションが上手い人が出場できるという縛りがあるので、来年も出場できるか分かりませんが、プレゼンの練習は来年も重ねていきたいと思います。

色んなところからヘッドハンティングの誘いや、うちで働きませんかとお声掛けいただいた

現在は特に転職活動をしているわけではありませんが、去年あたりから個人のメールアドレスだけでなく職場のメールアドレスにも、ヘッドハンティング専門の会社を名乗る人から連絡がくるようになりました。少なからず私のブログ記事なども見てくれているようで、アウトプットし続けるとこういうことがあるのだなあという気づきを得ました。

また、尊敬する方から直接うちで働きませんか?とお声掛けいただいて、大変びっくりするという事件もありました。現在は自分が立ち上げた企画の黒字化がミッションであるため、今すぐの転職というのは難しいと思いますが、私個人に対してお声がけいただけたことは大変光栄だと思いました。これからも、エンジニアとして腕を磨き続けたいと思います。

AWS のプロフェッショナル資格を二つ取った

今年の目標はソリューションアーキテクトプロフェッショナルの取得でしたが、DevOpsプロフェッショナルも取得することができました。

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社内で一番 AWS に詳しいエンジニアになるという目標を立てて以来、コツコツ努力を積み重ねてきました。凡人でも積み重ね続ければある程度の自信はついてくるなと思うようになりました。実際、AWSのソリューションアーキテクトの方と、サーバレスアーキテクチャについてやりたい事を描いて相談したり、コンテナの環境を設計して議論したりすることは出来るようになりました。

来年も引き続き、AWSを自分の強みとするべく、AWS認定スペシャリティ資格を取得することを目指したいと思います。

約4年ぶりに妻と二人でデートした

今年から息子が幼稚園に通うようになり、さらに預かり保育も利用できるようになりました。我が家は核家族であるため、なかなか息子を預けるということができませんでしたが、今年は預かり保育の時間を利用して、妻と二人でゆっくりテレビを見たり、外食することができるようになってきました。

夫婦二人だけの時間というのは、とても大切だと感じています。これまで二人で子育てを頑張ってきましたが、これからは夫婦二人の時間も大切にしていきたいと考えています。

ウイルス性胃腸炎とコロナワクチンの副反応に苦しみ、胆嚢ポリープの疑いが見つかった

私はありがたいことに病気で寝込むということはあまりないのですが、今年は2回だけ寝込みました。息子から移ったウイルス性胃腸炎がとてもしんどかったです。水を飲んだだけでも嘔吐と下痢が止まらず、1日何も食べられないまま寝込んでしまいました。

また、新型コロナウイルスワクチンの2回目の接種では、37度台の微熱が一週間続くという副反応に苦しめられました。2日ほど寝込んだ後に、途中から目眩もしはじめ、副反応は本当に個人差があるなと実感しました。

そして、39歳ということもあり、そろそろ健康診断がオール A ではない結果をいただくようになってきました。今のところ全く自覚症状はありませんが、胆嚢ポリープの疑いがあるということで近々再検査を受けたいと思います。ほとんどが良性のものということではありますが、治療よりも予防・早期発見を心がけたいと思います。

surgery1.hiroshima-u.ac.jp

まとめ

今年も残すところあと1時間を切りました。来年も新型コロナウィルスと共存する1年になりそうです。どんな時でも自分でコントロールできることに集中して、家族と自分が幸せになれるように生きていきたいと思います。

それでは、みなさま、良いお年をお過ごしください!