紙一重の積み重ね

アラフォーのエンジニアがなれる最高の自分を目指して、学んだことをこつこつ情報発信するブログです。

6歳児を育てながら、2023年のエンジニアとしての成長を振り返る

はじめに

この記事は、子育てエンジニア Advent Calendar 2023 の8日目の記事です。

adventar.org

この記事を書くモチベーション

2023年は ブログ記事をほとんど 書かない 1年でした。管理職になり、チーム 作りや、自分の立ち上げたプロダクトをどうやって 世の中に価値提供していくか? ということに注力し続け、プライベートでなんやかんや問題が発生し続けた結果、 ブログを書く気力や体力が全くありませんでした。

今年を1枚で表現するとこんな感じです。刻一刻と状況が変わる中を突き進む1年でした。これが本厄ってやつか・・・!

とは言え、この1年間もたくさんの学びや気づきがあり、言語化しないまま翌年を迎えてしまうのはよろしくないと思い立ち、アドベントカレンダーに参加しました。

私の家族構成について

  • 息子6歳

2023年の子育て状況

あんなに小さかった息子も気づけば 6歳。年長さんになりました。

  • 息子が年長さんになった
  • 1人で身支度できるようになった
    • 去年からの一番の変化です。
    • 自分で着替えをしたり、幼稚園のカバンに持っていく持ち物を自分で準備できるようになった。
    • だんだん手がかからなくなってきている・・・!
  • 体重が20kgを超えた
    • 息子を抱っこし続けるためにパーソナルジムで筋トレを継続中
  • 相変わらず甘えん坊
    • ほぼ毎日2人でお風呂に入り、2人で眠っています
    • 私の背中に足を突っ込まないと眠れないという謎の癖があります
    • 抱っこを求められるうちが花だなと思いながら、今日も頑張って抱っこしています
  • 小学館の図鑑 NEO をよく読むようになった
    • なんだかんだで4冊持っています
  • 1日5分机に座って勉強する習慣が身についてきた
    • 私と2人で月間ポピーに取り組んでいます
    • www.popy.jp
  • はまるコンテンツが広がってきた
    • ウルトラマンブレーザーに大ハマリ
      • ルオオオオオオイ!とよく叫んでいます
      • スーパーヒーロー戦隊や仮面ライダーは話が難しいとのこと
    • 昨年から ポケモン メザスタがお気に入り
      • ・・・だったが、ゴージャススター第3弾でもう飽きたとのこと
      • ゲンシカイオーガ、ソウブレイズ、ミライドン、コライドン、グレンアルマと、欲しかったタグは一通り揃った模様
    • ゲゲゲの鬼太郎にはまった
      • 日本の妖怪が大好きなので、DVDで見てみたところ大ハマリ
      • たまに怖い話があるらしく一人でトイレに行けなくなってしまった
    • NHK の E テレでやっている びじゅチューンに大ハマり
  • ひらがな カタカナを読み書きできるようになった
  • 英語 や 漢字も読めるようになった
  • 自転車のサイズが24インチに上がった
  • 自分の希望や要求をはっきり 言葉に出せるようになった

2022年のエンジニアとしての成長

  • 仕事
  • AWS
    • AWSの中の人から依頼を受け、公式イベントで登壇した
    • Bedrock ワークショップに参加し、Bedrock と Claude2 を体験した
  • コミュニティ活動
    • 社内MeetUPイベント
      • 久々にオフラインで開催した
      • 社内の若手とよく交流できる場となった
      • 何だかんだで5周年を迎えた
    • MIJS 営業・マーケティング委員会
      • 新規事業立ち上げの体験談について講師として登壇した
      • MIJS アイデアソン 2023主催
  • 資格取得
    • スペシャリティ 資格を2つ取得した
      • AWS Certified Data Analytics - Specialty
      • AWS Certified Advanced Networking - Specialty

2023年早々に、管理職を命じられました。管理職と営業と開発を担うという非常に慌ただしい1年を過ごしました。去年の今頃は、専門職か管理職で進路に迷っている、という振り返りをしていますが、キャリアは偶発的な要素で決まるものだなあ、と改めて感じました。グランボルツ教授の計画的偶発性理論によると、キャリアのターニングポイントの8割が本人の予想しない偶然の出来事である、ということなので、置かれた状況の中で最善を尽くしていきたいと思います。

www.rgf-professional.jp

せっかく管理職になったので、与えられた材料は最大限活用しようということで、部下のPCのメモリを32GBにしたり、Notion Project を導入したり、GitHub Copilot を導入したりしました。自分の判断で環境改善ができるようになったのはよかったです。

人は、以下の3つのうち1つは無くても耐えられるものの、2つが無いと死ぬため、管理職としてできる限り3つを満たせるように心がけたいと思っています。

  • 仕事のやりがい
  • 良好な人間関係
  • 高い給与

また、今年は生成AIにたくさん触れた一年でもありました。AWSの方々からお招きをいただき、公式イベントに登壇させていだき、AWS公式ブログに自分の会社名と名前が乗るという事件がありました。大変有り難いです。これからも自分の体験談を人に伝えられるように、

自分が立ち上げた事業を推進するために、必要なことは全てやるというマインドで1年間を過ごした結果、これまで自分が経験してこなかった業務をたくさん経験することができました。営業とエンジニアがやらない隙間をすべて拾ってきたこともあり、自分は果たしてエンジニアなのだろうか?と疑問に思うことがよくありましたが、最近は、事業づくりをしているのだ、と思うようになりました。

また、今年は生成AIにたくさん触れた一年でもありました。OpenAI の GPT-3.5、GPT-4、GPT-4 Turboと、目まぐるしく環境が変わって行く中で、生成AIを使ってどうやってお客様への活用最大化できるだろうか?を試行錯誤してきました。1日でチームメンバーがプロタイプを作ってくれ、翌日にリリースすることを決め1週間後にプレスリリースを出すというようなスピード感でプロダクト開発ができたのもとても楽しかったです。

AWSの方々からお招きをいただき、公式イベントに登壇させていだき、AWS公式ブログに自分の会社名と名前が乗るという事件がありました。大変有り難いです。これからも自分の体験談を人に伝えられるように、がんばります。

aws.amazon.com

エンジニアとしての課題

管理職1年目ということもあり、管理職としてどうありたいかを模索中です。

課題の1つとして、初めての部下との距離感 があります。管理職になる前からプロジェクトやプロダクトのリーダーとして動いていましたが、「リーダーは役割であって、特に偉いものでもなく、みんなとの関係性はフラットである」と言い続けてきました。フラットなチームメンバーから、上司と部下との関係性になる、という点で、頭を切り替えたり、言葉遣いを意識するようにした1年でした。特に、作業依頼をする場合、「●●をお願いできますか?」とお願いする形で聞きがちで、「この仕事を●●までに仕上げてください」と言い切り型で指示をする、ということに慣れませんでした。

部下との 1on1 のやり方 も、まだまだ勉強しなければならないなと感じています。たまたま手に取った、WEB DB PRESS のバックナンバーで見かけた 1on1 の記事を参考に、

  • やりがい度
  • 忙しい度

の2つを10段階評価で毎回聞くようにしてきました。個人差はあるものの前回の部下の状態と比較することで、「どうすればベストの状態に近づけるだろうか?」を話し合ってきました。また、定点観測することで部下が今どこのパターンにいるのか、も見てきました。

  • パターンA:やりがい度が低く、忙しい度が高い(危険。最も避けるべきパターン)
  • パターンB:やりがい度が高く、忙しい度が高い(充実している状態。過負荷に留意する)
  • パターンC:やりがい度が低く、忙しい度も低い(暇。モチベーション向上施策を検討する)
  • パターンD:やりがい度が高く、忙しい度が低い(理想の状態)

パターンB→D→B→Dのサイクルを繰り返す状況を作ることを理想として、これからも支援していきます。

育児と仕事と勉強を両立する

2023年の私の1日の流れはこんな感じでした。昨年と比べると、管理職としてやるべきことが増えた一方で、担当するプロダクトが1つになったことから、自分の裁量でかなり調整することができました。今年は、息子の手がかからなくなってきたことから、昨年よりも起床時間が30分寝れるようになりました。

また、朝と寝る前に息子と2人でポピーをやるようになったこと、夜のインプットとして、Udemy Businessをながら聴きするようになったのが大きな変化です。週に2日在宅勤務を行い、週に3日は出社しています。1日おきに在宅を挟むのがちょうどいいハイブリッドワークです。

子供が熱を出した場合は、即在宅に切り替え、数時間子供の看護休暇を取得して、育児と仕事を両立するようにしました。

  • 6時00分起床
    • 妻と分担して、担当の曜日は息子のお弁当を作る
  • 6時45分
    • 息子を起こして一緒に着替える
    • 息子とポピー1ページやる
  • 7時から8時
    • 朝食
    • 息子の手洗い歯磨き
    • 息子のトイレ
  • 8時30分から9時
    • 息子を幼稚園に送って行く
    • 出社 or 在宅
  • 9時00分から12時
    • 仕事
  • 12時から13時
    • 昼休み
      • 昼食
      • 自由時間(在宅の時は近所のカフェで読書)
  • 13時から17時30分
    • 仕事
      • 残業する場合は最大で19時30分までを死守
  • 18時から18時30分
    • 息子を幼稚園に迎えに行く
  • 18時30分から19時15分
    • 家族で夕食
    • 息子の手洗い歯磨き
  • 19時15分から20時
    • 息子と一緒にお風呂
    • 息子とポピー
  • 20時から21時
    • 息子を寝かしつけ
  • 21時から22時
    • 洗い物
    • 洗濯物をたたむ
      • ながら聴き
        • Udemy Business(プロダクトマネジメント)
        • Podcast(Rebuild.fmなど)
  • 22時30分から23時
    • 自由時間
      • Kindle で小説を読む(ハリー・ポッターに今更ハマる)
    • 就寝

【継続】子育てをしながら勉強する時の心構え

  • 自分の強みが活かせる分野に集中する
    • 全くのゼロベースでのインプットは時間がかかります。基本的に隙間時間でインプットを行うため、出来る限り自分の強みが活かせる分野に集中するようにしています。
    • 私の場合ここ数年は AWS 認定資格を取るということに集中しています。
    • AWS 認定資格の場合、他の資格試験で勉強したことが違う試験に活かせることが多いため、非常に効率が良いと考えています。
    • 2023年で、12個中10個取得したため、そろそろAWS以外の山を登ることも考えたいです。
      • AWS12冠を目指すためには、AWS Certified: SAP on AWS - Specialty を取る必要があるのですが、SAPってERPだよね・・・?
  • インプットしたことを実務と直結させる工夫をする
    • AWS 認定資格の場合、実務でやったことがある内容や、今後の実務に活かす活かせそうな内容が度々出てきます。そういう場合はできる限り自分の経験として実施するように心がけています。
  • スキマ時間で勉強する
    • スマホで勉強できる教材を使ったり、 Kindle で電子書籍を読むようにしています。
    • 2023年は、GitHub Codespaces を少し使うようになりました。家と職場関係なくブラウザでコードが書ける環境が整うのは有り難いです。
  • 音声入力を最大限活用する
    • スキマ時間でインプットやアウトプットを行う場合、パソコンの前に座る余力はほとんどありません。散歩しながら音声入力することで、入力スピードを上げてアウトプットする工夫をしています。
  • 自分へのハードルを極限まで低くする
    • 育児も家事もしていると疲れます。1日1分でもインプットできたらよしとしています。
    • 子育てしているとだいたい計画通りに行くことはないので、ちょっとでも勉強したり、アウトプットできたらいいやと言う感じです。
  • 自分の体調を最優先にする
    • 疲れた時はさっさと寝てしまいます。
    • 2023年は、7時間以上寝ることを心がけました。

2024年に挑戦したいこと

  • 子育て
    • 小1の壁を乗り越える
    • 学童・・・?在宅で乗り越えられないか・・・?
  • 管理職
    • エンジニアが楽しく働ける環境と文化を作る
    • 組織をエンジニアリングする
    • エンジニアのためのマネジメントキャリアパスを再読する
  • プロダクト開発
    • 新規事業立ち上げに挑戦
  • クラウド
    • AWS Certified Solutions Architect - Professional の更新
    • AWS Certified DevOps Engineer - Professional の更新
    • Azure Fundamentals:AZ-900 の取得
  • 小さいコードを書いてデプロイする
    • サバイバルTypescriptやる
    • Vercel にデプロイする

まとめ

2023年の自分の子育て状況とエンジニアとしての歩みを振り返りました。2024年は管理職という新しいステージに立ち、また新しい挑戦をしていくことになります。子育ても仕事も大変ですが、無理せず毎日を楽しんでいきたいと思います。

明日のアドベントカレンダーは、Yotaro Takahashi さんです!