はじめに
2020年5月25日に開催された DevLoveのイベントに参加してきました。
唐突に緊急事態宣言が始まり、唐突にリモートワークがはじまった
- そこから2ヶ月、それぞれで環境に適合してきた。
- コロナで何が変わったのか?
- アフターコロナでのプロダクトづくり
テーマはリモートでアジャイル開発
- 司会
- 市谷さん
- 永和システムマネジメント
- 木下さん
- 岡島さん
参加者は270人超え
Zoomって大人数でも問題なくイベントができるんですね。すごい。
LT1 岡島さん
- 福井のご自宅から登壇
- 福井県のAgile Studio Fukuiで勤務
- 20年以上!!
- ずっとAgile
- コロナの前から、もともとリモートアジャイル開発を続けてきた
質問1 リモートアジャイルどうやってますか
- ツールは色々変えた
- Discordなど
- ノウハウ集読めばわかります、では足りない
- ゴールデン・サークル、というらしい。
- 理念は変えずに、サービスを変えている
質問2 アフターコロナでどこが変わりそうですか?
- リモートのアジャイル開発が一般化すると、階層の解体を促す
- 組織がふわっとする、ということではない
- 社内ではなく、社外とよくつながるようになった
- コロナの影響を受けつつ、ブーストする感じ
質問3 DXはコロナの影響を受けていますか
- リモートアジャイル開発のサービスを売る立場からすると・・・
- ネガティブ
- コロナのせいで消えた商談もあった
- ポジティブ
- (コロナで)追い込まれて本気になったお客様もいる
- 地方からAgileを売るということは難しい
- アジャイルは膝詰め?
- 仕事はリモートというジレンマ
- コロナの影響でリモート地方でも組みやすくなった
- 摩擦も減った
- 内部的な抵抗
- 市場の急激な変化も含めた障害
- それぞれの持ち場でちゃんと観察する必要がある
- 摩擦が減ったことを察知して、自分でコントロールする
- それぞれの持ち場でちゃんと観察する必要がある
LT2 木下さん
- IPAのアジャイル契約についてYoutube動画あげてます!
質問1 リモートアジャイルどうやってますか
- 3.11以降在宅勤務導入
- 2016年よりリモート勤務導入
- 研修、コンテンツをオンライン化
- これまでは、一部の人がリモート勤務だったが、全員がリモートになったことで距離感がゼロになった!
- 井戸端というチャットツールを使っている
- Zoomやろうか、というスピード感
質問2 アフターコロナでどこが変わりそうですか?
- wwwwwwwwwwwwwwwwwwww
- コロナくらいじゃ変わらない?
- 強制的に在宅勤務やらされていた会社が多いのでは?
- 積極的に変えようとしないと変わらないのでは?
- 会社に着席=仕事という価値観を変えたい!!!!!!!!!!!
- 指揮命令=マネジメントという誤解も変えたい!!!!!!
- アジャイルに早くから取り組んだことで、この辺の価値観は変えられたと思う
質問3 DXはコロナの影響を受けていますか?
- アジャイル開発が普及してきたと感じる
- 本当にやっているかどうかの二分化が進んでいくのでは
- コロナとDXは似ている?
- DXの影響で強制的にアジャイルをやらされている?
LT3 市谷さん
- 今年の4月から国の仕事もはじめた
- 6/1から会社名が変わります!
- 血塗られた道wwwwwwwwwwwww
- Redとは、リ・デザインの頭文字
- 赤ではない
- 旅のように続けていく
質問1 リモートアジャイルどうやってますか?
- アジャイルの定義は様々
- 頻繁な同期で情報量を補完すること、では
- リアルとリモート混在
- 「今から話していい?」みたいな確認の同期コストが掛かってしまう
- 全員リモートになると・・・
- ZoomでやればOK
- 同期コストは低くなるが、質の劣化に注意
- ZoomでやればOK
- リアルとリモート混在
- 頻繁な同期で情報量を補完すること、では
質問2 アフターコロナでどこが変わりそうですか?
- 今の状況を利用して、変える
- なぜ変わらないのではなく、なぜ変えていかないのか
- 変わることが前提
- なぜ変わらないのではなく、なぜ変えていかないのか
- DXはコロナの前から取り組まれていたこと
- コロナによってリモートは増えた
- リモートになっても、メールのやりとりが無くならない(従来の取り組み)
- 変えていくことに変わりはない!!
質問3 DXはコロナの影響を受けていますか?
- コロナは変化を推し進める要因になった
- 苦戦しても、リモートでプロダクト開発
- やればできる
- 国の活動はもっとうまくできそう
- 苦戦しても、リモートでプロダクト開発
- リモートだからこそ、アジャイル
- 変化に適用するための術がアジャイル
- 物理的な分断が起きてしまう
- 環境への適用だけでなく、分断を乗り越える
- そのためにアジャイルの考え方ややり方を活かす
- 環境への適用だけでなく、分断を乗り越える
3人での対談
- Google JamBoardでテーマ共有
働くとは?
- 何時間会社にいたから、給料いくら払います、の世界ではない
- 成果はどうやって測るのか?
- アフターコロナで変えたい
- みんなが変えたいところでは?
- 着席しているかをIoTで測るのは、なんか違う
- みんなが変えたいところでは?
- リモートでも勤務実績の提出が求められる会社もある
- みんながみんな裁量労働ではない
- 国の仕事では、リモート勤務開始・終了のメールが必要(市橋さん)
- アジャイル開発をやっていると、個人評価が難しい、なぜならチームだから
- モブ作業ばかりしていると、個人の成果定義とは???
- しかもさらにリモートになると、マネージャは評価がさらに難しそう
- リモートワークになって効率化した面もある
- 自分の仕事だけでなく、コミュニティ活動もしやすくなった
- 一方で、働きすぎの懸念も出てきた
- 境界が曖昧
- 仕事モード、家モード
- 通勤がなくなったことでいつでも仕事ができてしまう
- 境界が曖昧
- 切り替えるためのルーティンはある?
- 意識しないw
- 時間で区切る
- 朝8時から、夜は19時まで!
- 20時からイベントw
- 働きすぎも裁量?
- 納得行く仕事をすると働きすぎ??
- なかなか働くなとは言いづらい
- 乗ってるチームだととくにそう
- なかなか働くなとは言いづらい
- 納得行く仕事をすると働きすぎ??
- リモートワークの働き方に慣れていないのでは?
- 役割を散らす工夫も必要かも
- リモートとアジャイルの親和性
- 全然普通にできてますよ!というお客さんが多い気がする
- みんな(コロナで)テンションが上っているから??
- リモートだとテンション上がる?
- いつもと違う環境だから??
- リモートだとテンション上がる?
- みんな(コロナで)テンションが上っているから??
- 全然普通にできてますよ!というお客さんが多い気がする
リモートでアジャイルする難しさ
- 朝会
- 運用しなくなるパターンが多い
- いつも誰かが欠けているケースがあった
- ある人はリモート
- ある人は出社
- いつも誰かが欠けているケースがあった
- コロナリモートでは条件が揃うようになった
- リモートぼっちの人をどうするか問題もあった
- 全員リモートになったことで解決
- 運用しなくなるパターンが多い
- お絵かきでの意思疎通が難しい
- 情報の質が劣化してしまう
- miroがおすすめ
- オンラインホワイトボードサービス miro.com
- 偶発的に社内で会った人と情報交換がなくなった
- チーム外の人との雑談が減ってしまった
- 意図的に場を作る事にならざるを得ない
- 雑談がほっといても発生しない
- チーム外の人との雑談が減ってしまった
- リモートでコミュニケーションしやすくなった人と、偶発的なコミュニケーションが激減した人の違いは??
- マネージャ的にフラフラ社内をまわっていた人は偶発的なコミュニケーションが激減したかも
- デジタルで再現することが難しい
- マイナスオーラを感じるとか、不穏なヒソヒソ話を聞くとか
- なんとなく困ってそうだな、が感じれない
- デジタルで再現することが難しい
- マネージャ的にフラフラ社内をまわっていた人は偶発的なコミュニケーションが激減したかも
- 現状では、リモートアジャイルがうまく行っていない、という話をあまり聞かない
- チームという観点では、あまり困っていないのかも?
- ウォーターフォールのチームが完全リモートになったらどうなるのか?
- 思考実験的に試してみたい
- ウォーターフォールのチームは出社していると思われる
- リアルに会ったことがない新メンバだけでリモートでチームを作るのは難しそう
- リモートトラストという概念
- どうやって信頼関係を作っていくか
- 難しい課題
- リモートもいいけど、絶対最初は会う派
- リモートトラストという概念
- リモートになったことで、打ち合わせメンバ数が増えたかも?
- オフラインでは多くても5~6人だったのに、リモートだと増えた感ある
- 会議室予約も不要だから?
- 参加の敷居も低いのでは
- オフラインでは多くても5~6人だったのに、リモートだと増えた感ある
- オンライン時の会話のプロトコル
- 会話ではない時は、難しい言葉は使わない
- 話が長くなる時は、相手の反応が薄くなりがち
- 優しくなったかも
- オンラインだとキツイことを言った後のフォローがとても難しい
- 優しくしないとな、と思うようになった
- 仕事には厳しさも必要?
- オール優しいモードでもなんとかなるかも?
- これはリモートは関係ないかも
リモートとDX
- DXはバズワード?
- アジャイルもバズワード?
- 摩擦
- 自分の力にうまく変えていって欲しい
- コロナは大変だけど、チャンスでもある
- 誰も経験したことがない
- それぞれの持場でがんばると、社会の効率化が進むはず
- もとに戻ってしまうのはもったいない
- 会社の方針を聞く前に自分でもがんばる
- 聞くから方針が出てくるw
- やりやすい方法を見出してみる
- もとに戻ってしまうのはもったいない
- コロナは大変だけど、チャンスでもある
- 自分の力にうまく変えていって欲しい
- 個人の力がよりクローズアップされるはず!?
- 今日はそういう人たちが参加していると思われる
まとめ
- コロナとDXはやらされ感?
- 目的意識を持ってやっている人達もいる
- 伴走
- 変えよう・変えたい、という人たちの支援がどれだけできるか
- 伴走
- 今回の件では、もとに戻ってしまうところもあるはず
- 10年くらいかけて変化してくのでは
- 目的意識を持ってやっている人達もいる
- リモートだからこそ、アジャイル
- XPがワイワイ言われていた頃・・・
- 分かり合いたいけど分かり合えない
- 分断が起きた
- XPの5つの価値が、リモートにめっちゃ合う!
- XPがワイワイ言われていた頃・・・
参加した感想
DevLOVEのイベントには初めての参加でしたが、とても楽しかったです。300人近くの参加者の皆さんのチャットを見ていて、みんなそれぞれの持場でがんばっているのだなと勇気づけられました。 私はアジャイル開発の知見がなかったため、登壇された3名の方々のお話は非常に勉強になりました。
参加のきっかけはカイゼンジャーニーです。最近、カイゼンジャーニーを読み始め、自分のプロダクト開発もアジャイルでやってみようと思うようになりました。 著者である市谷さんの、リモートだからこそ、アジャイル というお話を胸に、ひとつひとつカイゼンジャーニーの取り組みを実施してきたいと思います。 実際に取り組んだ内容は記事にしていきたいと思います。
新型コロナウイルスは、良くも悪くも世の中に大きな影響を与えました。しかし、誰も経験したことがない環境をチャンスと考えて、自分がコントロールできることに集中してどんな時も主体的に成果を出していきたいと、改めて感じました。