はじめに
育児をしながら勉強を続けた結果、AWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイトに合格しました。
試験結果
総合評点: 85%
トピックレベルスコアリング:
1.0 Designing highly available, cost-efficient, fault-tolerant, scalable systems: 87%
2.0 Implementation/Deployment: 100%
3.0 Data Security: 72%
4.0 Troubleshooting: 75%
私のAWS歴
4年くらいです。実務でもよく使います。
AWSを使ったプロダクトやサービスを3つ立ち上げました。
なぜ試験を受けようと思ったか?
以下のエントリに書きました。
勉強時間
計算したところ、約28時間でした。
この資格を取ろうと思いついたのは昨年の11月でした。
11月下旬からこつこつ勉強を始めて、約13週間勉強していました。
平日しか勉強していませんので、年末年始を除いて約56日くらい。
約56日×平均30分=1680分(約28時間)
毎日わずかな積み重ねでも大きな成果がでるなと実感しました。
勉強方法
私の試験対策は以下の通りです。
- AWSのサンプル問題を解く
- AWS WEB問題で学習しようを1周する
- AWSの模擬試験を受験する
- 試験直前にBlack Beltを見る
- ELB
- AutoScaling
WEB問題集での学習がメインでした。
自分の理解が浅いところは、本ブログにまとめておき、試験の直前に読み返しました。
一番の勉強は実機を触ること
AWSに限らずですが、一番の勉強になるのは自分で触ることです。
私は実務でAWS環境構築を一通り試すことができました。
特に以下は実際にやっててよかったです。
- VPC作成
- Publicサブネット、Privateサブネット作成
- ルーティングテーブル設定
- VPN用のカスタマーGWの構築
- Route53のALIASを使って、Zone apexとELBをマッピング
- AutoScaling Groupの作成
- DynamoDBでセッション管理
- MultiAZ構成のRDS作成
逆に、もっと触っておけばよかったと思ったものは以下です。
実務で使っていないと、なかなかイメージがつかめません。
- IAMユーザ作成
- IAMロールの管理
- ネットワークACL
- SQS
- EBSとインスタンスストアボリュームの違い
- スポットインスタンス
- Direct Connect
- SWF
- ActiveDirectoryとの連携
受験の感想
英語のチャットや監視はなかった
秋葉原のテストセンターで受験しました。
本人確認のために英語でチャットがある。しかも監視付きという話をちらほら聞きましたがありませんでした。
秋葉原のテストセンターは受付(日本人スタッフ)で本人確認します。
試験中も特にチャットでの監視はありませんでした。
個人的に一番の難関だと思っていたので助かりました。
AWSの模擬試験は必ず受けるべし
模擬試験と本番試験は同じUIなので、操作に慣れておくと良いです。
出題傾向
基本的にAmazonのペーパー通りでした。
ただ、出題範囲が幅広い試験なので、毎回出題される問題は変わるのではないかと思います。
知っていれば即答できる問題も多かった
XXXというサービスの〇〇〇のデフォルト値は何か?というタイプの問題や、
デフォルトで▲▲されるサービスは何か?というような、
知っていれば即答できる問題も多数出題されました。
この辺りはAWS BlackBeltを一通り目を通しておくことで即答できます。
AWS構成図を書いて考える問題も多かった
VPCやサブネットが絡む問題は自分で図を書いて考えたほうが良いです。
秋葉原のテストセンターでは、紙が3枚、鉛筆が2本渡されます。
日本語の問題だけでは分かりづらい問題は、図で考えたほうがよいでしょう。
育児をしながらでも資格は取得できた
以下のエントリでも書きましたが、隙間時間を使って勉強すれば資格は取れます。
時間の使い方を工夫する
子育てしながらの勉強は、いかにコマ切れの時間を使うかが大事です。 毎日、同じ場所同じ時間で勉強できる仕組みを作りました。 私の場合、主な勉強時間は以下3つでした。
- 毎日の通勤時間
- 会社の昼休み時間
- グリーン車の中
グリーン車はお金がかかりますが、移動しながら勉強ができるため効率がよかったです。 実際、このブログも帰りのグリーン車の電車の中で書いています。
どこでも勉強できるようにツールを使う
移動時間のコマ切れ時間でも勉強できるように、以下のように工夫しました。
- 移動時間はスマホで学習
- 会社ではPCで学習
- 学習した結果はクラウド同期できる場所に保管
- evernote、はてなブログなど
24時間以内にできないことは、一生できない
持論ですが、24時間以内にできないことは、一生できないと思っています。
人生は24時間の繰り返しです。
勉強時間が0分なのであれば、0分に何日かけても0分のままです。
5分でもいいから毎日やることが大事だと思います。
とは言え、体と時間に無理をさせることはしない
私は夏休みの宿題は8/31にやるタイプでした。
社会人になっても、仕事が終わらない場合は残業でカバーしていました。
体力が続く限り、時間を仕事に費やしてきました。
今にして思えば、仕事の経験は積めましたが非効率で、仕事しかない人生だったように思います。
しかし、子供が生まれた今、体と時間に無理をさせることはできません。
24時間しかないため、睡眠時間を削ったり、育児の時間を削ってまで勉強すべきではないと思います。
隙間時間を使ったり、移動中でもスマホで勉強できる工夫が必要です。
今後の方針と目標
個人的にはAWSは触ってていてとても楽しいので、AWSをこのまま極めていきたいと思っています。
次はSysOpsの取得かなあと思っていたところ、なんと次の仕事はGCPとPythonになりそうです。
Azureじゃなくてよかったなあ。
方針
ということで、以下2つの方針とします。
- AWSとGCPのクラウドプラットフォームの技術を深めること
- RubyとPythonの技術力を上げること
今後の目標
- AWS SysOpsアソシエイトの取得を検討する
- Pythonの入門書を読む
- Python一年生
- みんなのPython
- Pythonチュートリアルの実施
- GCPのウェビナー視聴
- GCPイベント参加
おわりに
育児をしながらでも資格が取れるということを我が身で検証することができました。
結果を出してこその努力ですので、とても嬉しいです。
育児、家事、仕事、勉強のバランスを取りながら、
これからもなれる最高の自分を目指して、努力を積み重ねていきます。