はじめに
2020年6月12日に開催された、やさしくなりたい〜いちばんやさしいアジャイル開発の教本読者の会に参加してきました。
参加したイベント
DevLOVEとは?
ソフトウェア開発現場のためのコミュニティです。 2008年6月21日から活動されているそうです。日本全国で10000人を超えるメンバーがいるそうです。
私も今、まさにチームでアジャイル開発を始めたばかりなので、勉強させていただいています。
Sli.doの質問
今回は事前にSli.doで質問を募集していました。
1.読者から見た「いちばんやさしいアジャイル開発の教本」
発表1 @takarada さん
- takaradaさんは、基盤に携わっているとのことです。
- ボトムアップで会社を変える有志コミュニティを立ち上げたとのことです。
- 【所感】私も社内MeetUPを運営しているので、大変参考になります。
- いちあさアジャイルは全部盛り!お得!!!
- アジャイル開発を同言語化するか?
- なにはともあれ、アジャイルソフトウェア宣言
- アジャイルワークの姿勢とは?
- 考えることをやめないこと
- 変わり続けることを受け入れること
- 人間讃歌!!!!!!!!!!!!!!!!!!
- 組織でやるときはする?
- 計画主義から、計画主義にシフト
- 価値観、行動指針への理解
- まずは小さく始める
- なぜアジャイル?を価値観にやってみて、経験をえて、ふりかえりを入れる
- 大きな変化が来るとトラウマになりがち
- まずは今の仕事を回してみる
- 今までやってきたやり方は、他のやり方があるのでは?
- 変えられるものはないか?
- みんなが気づいてきたら、別のやり方を選択
- 緩やかな変化でチームを成長させていく!!
- いつでも戻れる、という姿勢で望む
- 実験!
- まずは今の仕事を回してみる
- 目指すもの
- 自治
- 実践!
- 隔週で設定、ふりかえり
- たとえ自分がリーダーだったしても、ファシリテーターに徹する
- 立ち位置に関わらず、一意見として提案
- リーダーからメンバーへの強制提案にしない
- 1アクションとして提案
- 他のメンバーからの提案と並列にする
- 受け入れるならやる、というフラット感
- これから変化しようぜ!と言っている人に引っ張られるのはよくない
- あくまで選択肢があるのはメンバー
- 立ち位置に関わらず、一意見として提案
- 実践2
- 陣形はロマサガwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
- インペリアルアロー
- 陣形はロマサガwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
- 厳しい側面もある
- 取り組みはあなたから始める
- 更に厳しい側面
- 成果による信頼を築く
- まとめ
- 変化を受ける側の痛みを理解して、やさしい変革を促していきたい
発表2 @hironen さん
- アジャイルって、辛くない?
- アジャイル開発宣言もつらいことかいてある
- ただ作るだけではダメ
- 辛いのが楽しくなっていく歴史を自社の語ります
- IBI社はメディアカンパニー
- 最初は外注
- 作り過ぎの無駄
- カイゼン1
- まだ作り過ぎの無駄があった
- カイゼン2 内製化
- カイゼン3
- カイゼン4 チーム開発
- ペアプロの実施
- カイゼン5 テーマ集中
- 2ヶ月で区切って集中
- 脱皇帝
- コロナでリーダーが入れなくなった
- 現場からは、このパターンが一番つらい、とのこと
- なぜつらい?
- 要望は変わる、増える
- 変わらない納期
- 毎回カイゼンが出る、が、実施できない
- コロナで、リーダー不在
- みんな不安を持っている?
- 2ヶ月で終わらない不安と、プロダクトオーナーに対する不信感
- POとの対話、一緒に成長する感が足りない?
- 朝会も毎日入ってもらえたら良かったのでは?
- ワイガヤと対話、毎日対話
- 2ヶ月で終わらない不安と、プロダクトオーナーに対する不信感
- 1つでもTryを実施できるようにしたい
- 1つでも達成できれば安心
- 棚卸しは必要
- コロナで全員リモート、孤立化
- 途中からモブプロ
- カンバンのストーリーを明確化
- ファイブフィンガー
- 具体的に話さなくても、アラート上げられる
- コロナ対応で、リーダー不在
- 引っ張る人がいない不安
- メンバーから改善案は出ている
- 自己組織化チームになるチャンス
- 施策の変更と、環境要因で劇的な変化が起きて辛かった
本の中で好きな言葉
- 3つ
まとめ
発表3 @sobarecord さん
- いろんなロールの人に読みやすい!
- ビジネス的な人にもおすすめ
- Chapter1,2など
- 開発者もアジャイルの価値がわからない
- なぜアジャイルなのか?
- わからないと判断間違う
- ビジネス的な人にもおすすめ
日本人に優しい
日本の事例というのが強い
- 日本の会議を買えるなら、日本の人の本がおすすめ
日本の現場でやり続けた人が書いてる
- マクドナルドのことは食べてる人にしかわからない
- 契約面とか特に参考になる
- 業務委託と準委任の違いなど
一歩目にも二歩目にもやさしい
- チームもインクリメンタル
- いきなりアジャイルチームにはなれない
- 小さくはじめる
- 少しずつやっていく
- 習慣化する
- 1回で諦めない
- 継続して定着させる
- いきなり効果が出ることばかりではない
- 停滞や失敗は伸びしろがある
- 2歩目のフォローもある
- やさしさの先は・・・
- ジャングルが待っている
- 本で仲間を増やして立ち向かおう
アッシュの同調行動実験
まずは1人仲間を増やそう!
- 1人ふえれば、誤答率は5.5%になる
2.読者と著者でやさしさについて語る(45分)
Q1
- そういうときは寝る!
- 20時には寝るとか
- 誰とも話さないようにする、とか
- 優しくなれないときは、遠ざかる
- 別の部屋に行くとか
- 「しんらんし」と言わないようにする
- ひとりでふりかえりする
Q2
- 第三者の意見の言葉は届くかも
- 本
- アジャイルコーチ
- アジャイルアジャイル言わない
- 小さいスプリントで回しましょう、とか、小さく進めていく
Q3
- モブプロやペアプロを主体にすると代謝しやすい
- 個々人の中にKnowledgeが閉じ込められていると、チームのKnowledgeではない
- その人がいなくなると消失してしまう
- 暗黙知を共有知にしていく
- 形式知もつくる
- チームとチームの間のコミュニケーションを促すといいかも
Q4
- 仕事で示すのがいいかも
- 自分が関わっている直接的な仕事で、アジャイルでいい感じに進めて、あれアジャイルなんですよ~みたいな話をする
- 良くなったでしょ?そのからくりは、アジャイルだぜ!
- KPIを毎回決める
- KPIを良くするために、目標を達成していって、達成するためにアジャイルを選択
- 結果で示していくスタイル
- Why? Agileを語る
- 納得する人は多い
- 結果を出す
- 見えるもの
- 画面
- スマホなど
- 速く出す
- 見えるもの
- AgileAgile言う必要はないのでは
- コロナで強制的に働き方が変わった
- 2年分の進化が2ヶ月で起こった
- MSのサティアさんより
- 自分たちで考えて、自分たちで変えて、小さい単位でリモートでも作っていく
- 小さなチームで、一極集中じゃなくてもできることを示す
- 自分の角度をゼロにしない
- いわゆるAgileじゃないところでやっていくと、変わっていかない
- むしろ後退する
- もういいや!やってられっか!みたいな
- むしろ後退する
- 自分の中でやる気角度(Agileやってき!角度)をゼロにしない
- 最低でも1度
- 下がってきたら、距離を置く
- 角度が上がるまで待つ
- いわゆるAgileじゃないところでやっていくと、変わっていかない
Q5
- レトロスペクティブ(ふりかえり)で指示待ち
- 問題を上げられない、とか
- KPTのアクションをアサインしないと
- ベトナムのメンバー、POは日本というケース
- 心理的安全性をビルドしている最中ではあるのだが。。。
- 当事者意識をはやしてやってほしいが、メンバーが控えめ
- 主従コンテキストのようなものがあるのかも?
- まずはオフショア側でふりかえりをやってもらうといいかも
- Yahooさんの参考
- オフショア側でコントロールを渡すといいかも
Q6
- 読書会を開いた
- カイゼン・ジャーニーの読書会
- いろんなロール、いろんな年齢層
- いろいろなところから仲間が集って活気づいた
- 12年前の市谷さんの事例w
www.slideshare.net
- 営業のメンバーからカイゼン・ジャーニーの読書会を提案された
- Agileやる気角度をゼロにしない
- 講演者を呼んで、起爆剤にするとか
- 外の人の力を借りて新しい知識やアイディアを得る
- ほそぼそでも続ける
- 浸透していく
- 本を読んでね、より読書会がよさそう
参加した感想
DevLOVEのイベントは今回で2回目の参加でした。今回はいちばんやさしいアジャイル開発の教本を読んで実際に行動された3名の皆さんの実体験を伺うことができました。ウォーターフォール開発に慣れた人たちが、急にアジャイルを始めると急激な変化が大きなストレスになるということを学びました。また、一人目の登壇者であるtakaradaさんがおっしゃっていた、アジャイルは人間賛歌 という言葉が印象的でした。アジャイル開発とは、人とちゃんと向き合うことなのかなと、おぼろげながらに感じています。
また、著者の市谷さんは、取り組みはあなたから始まる、と書かれています。まずは自分の担当している仕事にアジャイルを適応して、小さな仕事を効率よく素早くリリースするところまで持って行って、結果を出してから、実はあれアジャイルでやったんですよと、周りに喧伝することは社内を巻き込んでいくヒントになりました。
幸い私が担当しているプロダクトは SaaS 型の Web サービスであるため、他のチームに比べればアジャイル開発は実践しやすい環境にあります。カイゼンジャーニーを読んで得たことを実践している最中ですが、今回のいちばんやさしいアジャイル開発の教本と、最近出たSCRUM BOOT CAMPの改訂版も購入して、学習中です。
私達のチームでは、新型コロナウイルスで強制的に働き方が変わる中で、リモートワークであっても数週間で機能をリリースするということを続けてきました。
自分の中についたアジャイルのやる気角度という炎をゼロにしないように、社内で味方を増やしていきたいなと改めて感じました。
今後も、DevLOVEのイベントに参加させていただきたいです。 アジャイルがんばるぞー!!