はじめに
五反田で開催されたJAWS DAYS2018に参加してきました。今年も楽しかったー!! 育児が大変な中、送り出してくれた妻に感謝です。
全体的な感想
私はJAWS DAYSやJAWS-UGが大好きです。JAWS DAYSに参加するのも今年で5回目になります。今後も参加していきます。
毎年、刺激を受けて自分の生き方を見つめなおすいい機会を頂いています。
AWS大好きだ−!!
[Keynote]A story of cloud journey with Community
登壇者
サーバーワークスの赤塚誠二さん
会場の様子
「100回のイベント参加よりも1回のLT!」
本当にそうだなと思いました。JAWS DAYSのような大規模なコミュニティイベントに参加していると、「何かやってる感」が得られるので自己満足しがちですが、コミュニティでアウトプットすることこそが真の自己研鑽なのだろうと思います。JAWS-UGでLTするためのネタを日々考えたいと思います。今年はLTやるぞー!!
私達の価値観
コミュニティで大切なことは以下4つ。
- ヒーローを見つけること
- 楽しむこと
- 変化を作ること
- 世界に行くこと
ヒーローとは、スターではなく、ロックスターなのだそうです。私も、ヒーローになれるかはわかりませんが、これからもたくさんの人達と交流して、楽しみながらアウトプットして行きたいと思います。
[Serverless]Enterprise Serverlessを実現するための信頼性エンジニアリング
登壇者
サーバーワークスの照井さん
- サーバーワークスとフリーランス兼業
- ベストクラウドエンジニアin
- 北海道で1番のクラウドエンジニアになりたい
こういう範囲を絞った1番、とても大事だと思います。見習おう。
LT資料
感想
サーバレスについては、LambdaでEC2の自動起動・自動停止くらいにしか使えてないので、非常に勉強になりました。FaaSやBaaSの実態が何なのかを意識しながら、今後もサーバレスの技術に触れたいと思います。
[Keynote]AWS Technical Evangelists Special talk session
登壇者
- AWSジャパン亀田さん
- AWSエバンジェリスト
- Jeff
- Randall
- Julio
- Channy
会場の様子
どのプログラミング言語から学ぶべきか?
- まずはハンズオンで自分の手を動かすことが大事
- まずは会社で使ってる言語を学ぶべき
- プログラミングはあくまでも課題を解決するためのツール。問題解決することが大事。
- コンパイル言語と、スクリプト言語を覚えると良いかも。
おすすめのフレームワークは?
- まずはドキュメントを読む。半年後にもう一度読む。何度も読む。ひとつのナレッジを使い続けるのは無理。陳腐化する。
- ナレッジをリフレッシュしていくのが大事。
- テクノロジーの民主化。AWSはそれをしている。
5年後、10年後もプロであるためには?
- 1つの技術に愛着を持ってる人は、新しいものに心を閉ざしてしまう。そういう人は過去を見ている。
- エバンジェリストは少し未来にいる。ベクトルで考える。自分を近づける。過去よりも前を向く。
5年前から今を想像できなかった。今、何が起きているかを理解する事が大事。
技術に追い付くタイミングも大事。早すぎても遅すぎてもだめ。
- すべて学習したことは無駄にはならない。他でも必ず使える。
- 新しいサービスは必ず既存の業務と被っている。選択の自由が生まれる。
コミュニティについて
- 日本の文化は明るい!!日本は世界の手本になってる!
エバンジェリストに大切なこと
- Learn and Be Curious
この言葉を調べてみたところ、AWSのリーダープリンシパルにも同じ言葉で記載がありました。
https://www.amazon.jobs/jp/principles
リーダーは常に学び、自分自身を向上させ続けます。新たな可能性に好奇心を持ち実際に追求します。
なるほど・・・。AWSジャパンの亀田さんも、面白いと思ったことに投資すると人生楽しいと仰っていました。JAWSDAYSで面白いと思ったことを、明日やるのか、今度やるのかは雲泥の差とも仰っていました。
感想
今回のJAWS DAYSのテーマである no borderを体現しているセッションでした。すべて英語でしたが同時通訳もあり、とても学びが多いセッションでした。Learn and Be Curiousという姿勢はぜひ見習いたいです。
[Security Slot]AWS×形式手法で人知を超えたセキュリティを手に入れろ
登壇者
チェシャ猫さん
TL資料
感想
IAMの設定は複雑になりがちです。形式手法のAlloyは初めて知りました。IAMポリシーやセキュリティグループを可視化できるのはとても便利ですね。
[Security Slot]AWSのマネージドサービスを使ったセキュリティ強化のための自動化
登壇者
freee坂井さん
LT資料
感想
freeでやっている自動化は以下3つとのこと。だいたいインフラは土日や深夜にトラブルため、これはぜひ、自社でもやってみたい!!
- AMI作成の自動化
- AWS WAFを使った攻撃の自動ブロック
- GuardDutyを使った脅威の検知
[X-Tech]編集業務の生産性向上へ向けたserverlessなアプローチ
登壇者
朝日新聞社 落合さん
LT資料
感想
サーバレス、機械学習による記事と画像の検索システムの構築など、システム会社ではない、ユーザー企業の方のほうが遥かに先進的な取り組みをされているなと愕然としました。
[X-Tech]aiboの魂はAWSの中にある?
登壇者
ソニー森本さん
会場の様子
感想
- aiboかわいい。めっちゃかわいい。
- aiboクラウドは実はAWS
- aiboは犬なので、スマホとペアリングなんてしてはならない!!
- 結果、標準でLTEを実装するようになった
一番楽しかったセッションでした。aibo欲しいいいいいいいい!!aiboのクラウドエンジニアの仕事はなんて楽しそうなんだろうと思いました。こういう仕事もやってみたいなあ。
[IoT]先進ユーザーが斬るAWSのIoT/AIそこんとこどうなの?
登壇者
- KYOSO辻さん
- フジテック友岡さん
- 東急ハンズ長谷川さん
- ヤンマー大林さん
- AWS榎並さん
会場の様子
日本の取り組み
- RFIDは難しいのでは?
- コンビニはAmazonGOがいいと思う
- アパレルとかはRFIDがいいかも。トレーサビリティはこっちが上。
- チロルチョコが画像認識されないと言われているが、チロルチョコを認識できるように半ダースの商品に変えるとか工夫が必要。
AmazonGOは会員制。
- 実店舗でも全員会員になったら色々できるようになる。流行ると思う。
- これからの世界はコンピューターが眼で判断する時代になるだろう
IoT/AIでイノベーションが起きる領域は?
- 人がかかっているか、時間がかかっているところから
- 定型作業からなくなる
- 超カスタマイズするものだけ残るかも
- 低価格なサービスからは人がいなくなるかも
- 歩くよりも車、飛行機と進んできたように、認識することの営みが、コンピュータにより拡張されていくはず − よりモノのデジタル化が進む
人の代替について
バカの壁の正体より引用 blog.tinect.jp
AIの限界は偏差値57。それでも8割の高校生が負けるという現実
- 2割の人は他人から好かれる人になるはず
- これからどんどんAIに代替えされるはず
- 記憶系で頑張っている人(医者、会計士とか)と、偏差値57以下の人の両極端から代替されるかも
感想
東大を目指していたAIが、偏差値57で諦めてしまったというお話から、8割の高校生が負けてしまうという現実は衝撃的でした。パネラーの皆さんの鋭い切れ味のご意見は大変参考になりました。また、友岡さんがおっしゃっていたIoTプロジェクトの進め方(以下画像)については、非常に参考になりました。今は有難いことに、ROIを問わないPoCができる環境にいるので、環境に甘んじることなく、結果を出したいと思います。
まとめ
というわけでこの記事では、私が参加したJAWS DAYS2018のセッションと感想を書きました。非常に濃い一日でした!!今年はもっとJAWS-UGの活動に参加していきたいと思います。